救助の移民、5300万円当選

スペインで行われた毎年恒例のクリスマス宝くじで、8年前に木造の移民船による危険な船旅でモロッコからスペインに渡ったセネガル人の失業男性に40万ユーロ、日本円にして約5300万円が当たったと地元メディアが23日伝えた。
スペイン語で「太っちょ」を意味する「エル・ゴルド」と呼ばれるクリスマス宝くじの今年の賞金総額は22億ユーロで、世界最高額となっている。
地元紙によると、40万ユーロを当てたヌガメさんは8年前に妻と共に移民で満員の木造船で大西洋を航行中に遭難しかけたところをスペイン沿岸警備隊に救助され、スペイン領カナリア諸島の一部でモロッコ沖合にあるリゾート地のテネリフェ島に到着した。ヌガメさんは同紙に「海で遭難しそうだった私を救ってくれたスペインの人たちと政府に感謝したい」と語ったという。
スペインに到着してからは南部アルメリア県で妻と臨時納作業員として働いたり、数キロにも及ぶ広大な敷地の温室で野菜の収穫を手伝ったりして何とか生計を立ててきたそうだ。だが最近、温室での仕事を解雇されたばかりだという。
「当選した何て、嘘みたいだ。妻との持ち分を合わせても有り金が5ユーロに満たない日もあったんだよ」とヌガメさん。
22日に行われた抽選会で当選番号となった「79140」番のくじ券を持つ当選者は、ヌガメさんを含めて1600人いるそうだ。そんなに多くの人が当選しているというのは驚きだ。
それにしてもヌガメさん、このニュースで有名になってしまうと狙われてしまわないだろうか…?